高野山は、和歌山県伊都郡高野町にある高野山真言宗総本山をさしている。
周囲を1,000m級の山々に囲まれた標高約800mの平坦地に位置し、現在は「壇上伽藍」と呼ばれる根本道場を中心とする宗教都市を形成している。
平安時代の弘仁7年(816年)に嵯峨天皇から空海(弘法大師)が下賜され、修禅の道場として開いた日本仏教における聖地の1つである。
山内の寺院数は高野山真言宗総本山金剛峯寺(山号は高野山)、大本山宝寿院のほか、子院が117か寺に及び、その約半数が宿坊を兼ねている。
総本山金剛峯寺は、国の史跡・世界遺産に指定されている。
主殿等の建物は和歌山県指定有形文化財。高野山真言宗の総本山で座主の住寺である。
金剛峯寺は元は高野山全体の称だったが、現在金剛峯寺と呼ばれるのは明治2年(1869年)に青巌寺と興山寺の2つの寺院が合併したものをいう。
- 壇場伽藍(壇上伽藍)は、一般寺院でいう本堂の区画のことで、国の史跡・世界遺産にしていされている。
- 空海(弘法大師)が曼荼羅の思想に基づいて創建した密教伽藍の総称であり、高野山の二大聖地の一つである
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