この海岸ビルヂングは旧兼松商店の本社として明治43年に建てられた。
設計は旧三井物産神戸支店(海岸ビル)と同じ河合浩蔵。
海岸通りに並ぶ建物の中では最も古い建物。
神戸市内でも数少ない明治期に建てられ現存する非木造建築物。
洋風の古典様式の色合いが強く現れ、明治期のこの建物はレンガ構造となっている。
この建物はかって日豪会館とも呼ばれていた。
兼松商店は後に総合商社へと発展していくが、元々は豪州の羊毛を扱う貿易会社がその始まり。
事業の拡大に伴い本社は東京へ移り、その後は貸事務所ビルとなった。
海岸ビルヂングの側面 明治期らしい壁面装飾
海岸ビルヂング 側面は赤煉瓦造り
正面側は全面石を貼っているが裏面はこのようにレンガ壁である。
海岸ビルヂング テナントの入り口
海岸ビルヂング テナントの入り口
海岸ビルヂング テナントの入り口
海岸ビルヂング 中央階段
海岸ビルヂング 中央階段
海岸ビルヂング 中央階段
二階からテナント入り口
中央階段二階から
海岸ビルヂング 二階階段天井
海岸ビルヂング 館内は狭い間隔で柱が並んでいる。
海岸ビルヂング 一階廊下
建物奥にも小階段が設けられている。この時代の屋内階段が鉄製なのは珍しい。
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